きょうのできごと
きょうのできごと をビデオで観ました。
なんということはなく、京都を舞台に様々な人間達の一日の出来事を延々と観てるだけの映画です。
突然誰かが死ぬとか、事件が起きるとか、そういう展開はない。
淡々と人が生きている様を見せられるだけだ。
多分、物語性を重視する人には薦められないと思う。
僕は割とこういうの好きだけれど。
感想。
この映画から染み出る雰囲気は僕には好ましかった。
深夜の高速道路を走りながら、おしゃべりをしていたり、
酔った女の子が悩ましい男の髪の毛を切ってたりとか、
男が夜中に三国志のゲームを始めて、「よっしゃ、中国統一したー」と言ってたりとか、
買出しに出たところで車に撥ねられ、しばらく固まってる時に彼女から電話がきたりとか、
座礁した鯨(ザショウクジラって可笑しくないですか?)を女子高生がそっと抱きしめてたりとか。
そういう風景は、魅せられることはなくても、見てて悪い気はしないのです。
それと話は飛ぶが、
関西弁でしゃべる女の子は可愛い。
柄の悪い男から出る関西弁の印象が強かったが、可愛い女の子が話すとなると話は別だった。
大学の友人で、京大の女の子の友達がいると言っていた子が、
彼女が話す関西弁(曰く京都弁は別格らしいが)の可愛らしさを絶賛していた。
この映画を観て、ようやくその気持ちが分かった気がする。
って、こんなことを独りで書いてると馬鹿みたいですね。
関西弁はともかく、僕と好みが近い人はこの映画を気に入るかもしれない。
暇つぶし感覚で観るには悪くないと思います。