好きだ、を観た。
僕の好きな映画ベスト3に入っているtoukyou.soraの石川監督が撮った映画だ。
本当に良い映画でした。
ありきたりな感想だが、見ているこっちもどきどきしてしまう。
登場人物達の感情の変化に一喜一憂してしまうのだ。
そして且つ、
いいなー
と思うのだ。
やれやれ。
toukyou.soraもそうだったが、石川監督の撮る作品は無駄な音声が無い。
BGMのような音楽がほとんど無くて、それが不思議な程リアルさを作り出す。
風が草木の脇を通るような「サーッ」という音と役者の声が同じ階で聞こえるし、
無音の状態も長く続く。
役者がスクリーンの映像上だけではなく、“生きている”のが感じるのだ。
それが純愛ちっくなこの作品において、魅力を増大させている。
それと石川監督は空の絵を撮るのが天才的に上手いと思う。
もちろん全体の映像中の切片としての一枚の絵だから、
連動して上乗せされてる分もあるのだろう。
でもそれを差し引いても、モノ凄くキレイな空なのだ。
こんなものが僕等の頭上に在るのだと認識できると幸せな気分になれる。
宮崎あおいも可愛かったが、姉役の小山田サユリさんがツボだった。
主に髪の短さと声が。
しかし、途中からどこかで見たことのある顔だなぁと思っていたら、
叔母や母の若い時の顔に少し似ていました。(姉妹の顔はそっくり)
いくらなんでも親父から血を引き過ぎだろうと酷く絶望した。
それと、
この映画を観た後で、胸から支えていたものがぽろぽろと落ちてきた。
あの口の中がカラカラに乾いてしまう感覚を思い出したのだ。
ので、それを文章にして纏めてみたのだが、余りにも小っ恥ずかしいモノができてしまったので、本来はココに載せる予定だったのだが、さすがに止めた。
だってさ、無理だよ。
いや、マジで。
片思い中の相手に告白する勇気がない方もオススメ。
勇気湧いてきますよ。
僕だって無闇やたらに言いたくなって仕方ないんだもの。
この映画は相方がいる方ではなく、絶対独り身の方にみてもらいたい。
なんでもいいからさ。
はいはい、あしたは仕事だから寝よう寝よう。